2024年3月26日
出雲文化伝承館『独楽庵』茅葺替え

竣工 中潜りを潜って見える独楽庵外観
独楽庵(どくらくあん)は千利休が京都・宇治田原に建てた茶室です。江戸時代後期に、大名茶人・松平不眛(ふまい)公こと七代目松江藩主・松平治郷が入手、自らの屋敷に移築しておりましたが、幕末の動乱で消失。
竣工 中潜りを潜って見える独楽庵外観
独楽庵(どくらくあん)は千利休が京都・宇治田原に建てた茶室です。江戸時代後期に、大名茶人・松平不眛(ふまい)公こと七代目松江藩主・松平治郷が入手、自らの屋敷に移築しておりましたが、幕末の動乱で消失。
参道の鳥居から見る拝殿(竣工)
下山大工のふるさと身延町下山(しもやま)にある賀茂神社(かもじんじゃ)は、富士川ぞいの河内領(かわちりょう)の社頭として、奈良時代後期の天平年間(西暦750年)に京都上賀茂神社より御分霊されたと伝えられています。
改修された既存古民家東端くぐりから新築の主屋を見る。くぐりは乗用車も通り抜けることができる
下栗原の家 佐野邸は、切り妻屋根の二階建て住宅。交通量の多い主要道路から離れて建つ伝統的な古民家よりさらに奥まった、周辺が果樹園地帯のたいへん静かな住環境に近代和風の風情で建てられています。
完成 正面外観
「天下を旅する剛気の武士(もののふ)、大刀腰に足駄(あしだ)がけ八里の岩根を踏み鳴らす」と歌われた東海道の難所・箱根八里の癒し所として、江戸の昔より甘酒茶屋はありました。
土間では中古の間仕切り壁と中古の天井板を撤去、本来の美しい梁組を表す。白木部分は施主様のDIYで塗装予定
長野県諏訪郡富士見町のH家住宅でDIYのお手伝いをしています。対象となった建物は、玄関から西側の部分と二階部分を増築していたり、古い部材や壁を新建材で貼りくるんだりしていて、一見昭和レトロな住宅に見えました。ところがそこにはもっと時代を遡った古民家の素晴らしい梁組が隠されていたのです。
重要文化財専修寺楼門(正面)
保存修理工事着工前、三手先・尾垂木の組み物が見事
栃木県真岡市にある高田山専修寺(せんじゅじ)は、西暦1225年(嘉禄元年)、親鸞上人が53歳の時、真岡城主 大内氏の懇請により建立されました。
完成した模型(柱のころび…)
平成12年(2000年)に発足した日本伝統建築技術保存会は、伝統建築の後継者育成を第一の目的に掲げ、平成14年から順次【前期】【後期】【棟梁】の伝統建築技能研修3講座を開講しています。
生かし取り解体される内陣の木組みと彫刻
檀信徒の御先祖が浄財を寄進して造られた某御寺本堂、壊してしまえばお寺とのご縁も薄れ、即物的な現代社会にあっては、寺離れや墓終(はかじまい)も進行していくでしょう。