2010年12月2日
T邸離れの再生工事が完成

竣工外観 南東面を見る 東面に勝手口が見える
平成17年に移築再生された武井家住宅主屋の西隣にご主人のお母様が住んでいる小さな住宅があります。このたびこの離れの再生工事が行われ、平成22年11月に完成しました。 (続きを読む…)

竣工外観 南東面を見る 東面に勝手口が見える
平成17年に移築再生された武井家住宅主屋の西隣にご主人のお母様が住んでいる小さな住宅があります。このたびこの離れの再生工事が行われ、平成22年11月に完成しました。 (続きを読む…)

修復された通用御門(薬医門)と両脇の塀
甲州市にある臨済宗の大本山・向嶽寺の仏殿・開山堂の修復工事の落慶式、並びに落慶法要が平成22年10月30日挙行されました。これに伴い方丈玄関へと通じる通用御門も修復され、方丈前の築地塀が改築されました。
(続きを読む…)

諏訪大社 下社秋宮 神楽殿保存修理工事現場 正面シートに描かれた神楽殿の写真が印象的でした
平成22年11月29、30日と諏訪大社で日伝建の研修見学会が開かれ、伝匠舎代表の石川と大工の井上修が参加してまいりました。有名でありながら、なかなか全容を見ることができない諏訪大社の上社本宮と前宮、下社春宮と秋宮をくまなく見学するとともに、諏訪大社の建築に最も詳しい五味先生から興味深いお話をお聞きしました。 (続きを読む…)

保存修理工事が完了した御本殿
平成22年11月22日、南アルプス市にある山梨県指定の文化財・高尾穂見神社本殿の保存修理工事が完成し、落慶式が行われました。このご本殿は寛文5年(1665)の建立で、桃山時代の様式が残る江戸初期の建物としてたいへん貴重なものであります。着工は8月、約3カ月の工程でした。 (続きを読む…)

復元工事が始まる鉄(くろがね)門の図面、伝匠舎はこの木工事他を担当しています
11月20日(土)の県民の日に県都甲府市にある舞鶴城で山梨県(埋蔵文化財センター)主催のイベントが行われました。伝匠舎が担当したのは子供たちを対象にした「削ろう会」です。対象は小学生でしたが、親子連れも多く当日は100人もの人達が私たちのブースを訪れてくれました。伝匠舎からは井上、志村、伊藤、松永の4人の大工職人のほか、担当責任者の萱沼が参加し、子供たちとの楽しい時間を過ごしました。

11月、今年最後の果物が甲州民家の軒先を飾ります
JTBと山日印刷と弊社社長・・・というスタッフがお客様の数より多い状況の中、それでも10人乗りの小さなバスと運転手さんは快適にツアーを目的地に運んでくれました。さらに大型バスでは入れないような道もスイスイ、大人数ではお訪ねできないような民家も思い切って飛び込んで見学させていただきました。「古民家ツアーは少人数に限る」これは確かな事実です。予想に反して20日も快晴です。山梨は秋から冬にかけてこんな晴天が多いのです。ツアー一行のご機嫌な旅は続きました。

最初の訪問民家はM邸、現地再生の古民家です
JTBで企画されたツアーですが、最低実施人数の10人を割り込んで中止・・・となるはずが、どうしても参加したいお客様が3人いらして実施と決まりました。このとき案内役を仰せつかった弊社社長の気持ちからは仕事の意識が消え、自分も楽しもうと思ったのでした。幸い19日は心配していた天気にも恵まれ、晴れ晴れとした秋の青空の下、参加者皆が楽しくご機嫌な小旅行となりました。

竣工正面
施主様には弊社の古材ストック場にあった長屋門のセットを何点かご覧いただき、今回の物件を選んでいただきました。現場に合わせて配置を決め、新材を加えて門扉を復元、11月15日にはたいへん重厚な門構えが完成しました。

こんな素晴らしい思い出のような時間に出合いました
11月6日、筑波市神郡(かんごおり)の里山研究所を訪ねました。当日は筑波祭りの最終日1日前、安藤先生自らご案内をいただき、祭りの出店で昼食まで御馳走になり大変恐縮いたしました。筑波大学の学生さん達が地元の子供等と山際のスギ林に竹のオブジェを作っていました。これが太陽が赤く染まる黄昏時になって、過去の懐かしい思い出のような、あやしい時間と空間を生み出したのであります。