トピックス

2016年4月5日

羽村取水所:陣屋門の茅葺き工事完了

右に茅葺棟梁の加々美、左に工事監督の石川 奥は大谷内・新津の若手職人二人

右に茅葺棟梁の加々美、左に工事監督の石川 奥は大谷内・新津の若手職人二人

陣屋門は、羽村取水所陣屋跡(羽村市指定旧跡)に残る唯一の建造物です。江戸幕府は飲料水確保のため、承応二年(1653)羽村から四谷大木戸間に玉川上水を完成させました。この上水道の取締り水門・水路・堰堤の修理・改築など、上水管理に関する仕事を処理するために、ここに役所(陣屋)が置かれました。その入り口として建設されたのが陣屋門です。
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2016年4月1日

国登録有形文化財 旧ヤマジュウ田村家住宅

東蔵・西蔵 一棟約30㎡の土間を、共に床張りし多目的に利用予定

東蔵・西蔵 一棟約30㎡の土間を、共に床張りし多目的に利用予定

東京都福生市にある旧田村家の主屋、蔵ほかの改良工事が完了しました。この住宅の旧所有者である田村家(屋号は仐ヤマジュウ)は、明治44年(1911)に旧福生郵便局を住宅の向かいに開設しました。大正時代になると局内で電報電話業務を、その後電話交換業務を始めるなど、旧福生村の発展につながりました。
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2016年3月31日

宮光園の「門、塀及び庭園復元工事」完了

南門の復元修理完了。大和塀と板塀を新設

南門の復元修理完了。大和塀と板塀を新設

勝沼町にある「宮光園」の名は、明治のワイン醸造家「宮崎光太郎」に由来します。現在、邸内に残る建造物群(甲州市指定文化財)や、宮崎家に伝わった葡萄酒醸造風景の写真など多くの資料は、日本における明治期のワイン生産を知る上でたいへん貴重な産業遺産です。このうち今回は二つの門と塀及び庭園の復元修理工事が行われました。
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2016年1月31日

向嶽寺総門の上棟式を挙行

台輪と海老虹梁の上に再び置かれた棟木

台輪と海老虹梁の上に再び置かれた棟木

臨済宗の大本山向嶽寺の総門(通称「黒門」)は江戸期に建立されました。四脚門としては、たいへん雄大なもので、間口が15尺(4545mm)、奥行きが14尺(4242mm)、関東にある数ある四脚門の中で最大級のものです。
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2016年1月7日

聖応寺開山堂改修及び庫裏屋根塗装ほか工事

庫裏屋根(正面を見る)塗装工事完了

庫裏屋根(正面を見る)塗装工事完了

笛吹市境川町大黒坂にある聖応寺(しょうおうじ)は、臨済宗向嶽寺派の名門寺院。向嶽寺より規模は小さいながら、全体がよく似た伽藍配置になっています。笛吹市の指定文化財になっている仏殿は、1804年(文化元年)に当社の先祖である大工棟梁・石川源三郎が造ったもの。そんなご縁もあって長くごひいきをいただいているのです。
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2015年12月24日

西願寺鐘楼門の修保が完了

竣工 正面より見る

竣工 正面より見る

富士急行線の谷村町駅から徒歩で約10分のところに、浄土真宗大谷派の名刹「西願寺」はあります。3月下旬に美しい花を咲かせる見事な枝ぶりの枝垂れ桜と並んでこの鐘楼門が都留市の美しい景観を演出しています。
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