2016年5月22日
甲州民家移築再生[5] 解体部材の格納

伝匠舎の藤木作業場に格納された解体木材。検分に訪れた柴原様ご夫妻
解体材は盗難の危険性等にかんがみ、伝匠舎の3か所の作業場倉庫や資材置き場に分散して格納されました。平成28年5月21日、柴原様ご夫妻とO設計事務所立会いのもと格納部材の検分チェックが行われました。
(続きを読む…)
伝匠舎の藤木作業場に格納された解体木材。検分に訪れた柴原様ご夫妻
解体材は盗難の危険性等にかんがみ、伝匠舎の3か所の作業場倉庫や資材置き場に分散して格納されました。平成28年5月21日、柴原様ご夫妻とO設計事務所立会いのもと格納部材の検分チェックが行われました。
(続きを読む…)
2月9日、建具や畳などを引き上げたのち仮設の足場や囲いを設ける
移築のための解体工事は廃屋の処分とは違って、再び組み上げるために解(ほど)く作業です。したがって手解体を基本として、傷つけないようにホゾ仕口を傷めないように、丁寧慎重に行われました。
(続きを読む…)
番付札を打つ大工さんの様子
平成28年に入って1月には、解体前の古民家の調査と並行して番付が行われました。番付はやがて仮組や建て方において大切な役目を果たすことになります。
ベニヤで作った木札にその部位を記した後、細六と呼ばれる細い釘でとめていきます。
(続きを読む…)
柴原様ご夫妻、設計業務を請け負われたO設計事務所の大沢匠様ご夫妻、右端に弊社社長の石川。譲受が正式に決まった
平成27年9月1日、柴原様ご夫妻は再び古民家を訪れ、民家の所有者との間で正式に古民家の譲受け契約を結ぶことになりました。
そして、それより約3か月過ぎた平成27年12月20日(友引)、柴原様と弊社の間で柴原邸移築再生工事(第一期解体工事)の工事請負契約が結ばれ、同月12月27日(日)[先負]午後2時より、関係各位が参列して解体工事前の御祈祷が行われました。
(続きを読む…)
山梨県笛吹市御坂町の名門旧家に残った古民家
長年各地で、自邸として移築するための古民家を探していた柴原様に出会いの時が訪れました。
平成27年6月17日水曜日、中央線塩山駅で待ち合わせ、県内の古民家3物件をご案内しましたが、そのうち御坂町にあった古民家に柴原様は深く共鳴されたご様子で、この時、内心譲受することを決断されたように思われます。
(続きを読む…)
栃木県大田原市にあった旧K邸、このたび規模を縮小減築して移築されました。山梨の甲州市藤木地区に移した理由は、娘さんが学生時代に星の観察会で何度かこの地を訪れていて、その時の良い印象によるとのことでした。
(続きを読む…)
山梨県の中央市高部にあったとある古民家が笛吹市石和町に移築されました。専門家からは「重要文化財に指定されてもおかしくない」という声もあった住宅ですが老朽化が著しく、大きく傾いていて倒壊の恐れもありました。所有者であった塚田さんは最終的に今の状態で残しておくことは困難と判断、当社に古民家の今後の活用について相談をいただくことになりました。 (続きを読む…)