トピックス

2012年2月25日

宿願寺:催事に対応する「客殿」が完成

本堂の西隣に木造平屋建ての客殿が完成

本堂の西隣に木造平屋建ての客殿が完成

JR山梨駅から歩いて10分ほどの住宅街に宿願寺(浄土真宗)があります。信仰心の篤い檀家が300年にわたって寺を支えてきました。「客殿」の新築は様々な催事に対応できる空間がお寺にほしいという檀家様の強い要望に応えて計画されました。 (続きを読む…)

2012年2月17日

重要文化財「慈眼寺」でカンナ掛けの修行

伝匠舎の若手四天王? 板削りの研修で慈眼寺に集合!

伝匠舎の若手四天王? 板削りの研修で慈眼寺に集合!

山梨県笛吹市一宮町にある慈眼寺(真言宗)は、楼門・本堂・庫裏が国指定の重要文化財に指定されています。伝匠舎は現在本堂の保存修理工事にたずさわっています。文化財の修理工事で厄介なのが天井や壁や広縁に張られる幅広板の加工、材質はマツやスギですが機械を通さずに手仕事でなめらかな板に仕上げていきます。汗を流してカンナがけをするのは伝匠舎の若い職人達、刃を研ぎカンナの調整をしながらひたすら板を削りつづけています。

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2012年1月28日

五体明王像の耐震工事が完了

安置された五体明王

安置された五体明王

五体明王とは理想の実現を妨げる色々な障害を取り除くために、大日如来から強いパワーを与えられた真言密教の5人の仏です。笛吹市春日居町桑戸区にある五体明王像は平安時代後期に作られた、たいへん古い仏像で山梨県の指定文化財に指定されています。古くは同地区の地蔵院にあったものを戦国時代の終わり頃に桑戸区を守るためにとの理由で、区の鬼門に当たる現在の地に不動堂を建て安置されました。
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2012年1月10日

時計の付いた見晴らし台完成

完成した見晴らし台、時計との相性もよいですね

完成した見晴らし台、時計との相性もよいですね

昨年の暮れ、北杜市白州町のY邸にご覧のような見晴らし台が完成しました。実は以前ここには二階建の付属建築物がありましたが、そこからの甲斐駒ケ岳の眺めがたいへん美しかったことを想い、施主様が特に計画されました。高さ約6m、時計が付いて愛らしい地域のランドマークになりました。

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2011年12月22日

勝沼:O邸主屋他改修工事が完了

竣工全景 南斜面に主屋、蔵ほかいくつもの付属建物が連なる

竣工全景 南斜面に主屋、蔵ほかいくつもの付属建物が連なる

勝沼氏の館跡にほど近い景勝地。御縁あって連絡をいただき出かけてみると二階のベランダから侵入した雨が一階の廊下天井にいくつものしみをつくっておりました。雨漏り個所の特定のためベランダ周辺の各所からバケツに汲んだ水を掛け流してみるとほぼここだという個所が解りましたので、ベランダの踏み板を揚げて防水対策をやり直すことになりました。 (続きを読む…)

2011年12月13日

慈眼寺(じげんじ)の御本堂で上棟式

住職様、総代長様はじめとする関係各位で記念撮影

住職様、総代長様はじめとする関係各位で記念撮影

「千歳(せんざい)の棟(とう)、万歳(まんざい)の棟、永永(えいえい)の棟」棟梁の掛け声で棟に上った二人の大工がカケヤを棟に振り下ろし棟木を納める儀式「棟納めの儀」が行われました。平成23年12月12日大安吉日、重要文化財慈眼寺の本堂で上棟式が行われました。平成23年8月に始まった工事もここでやっと半ばになりました。

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2011年12月1日

昌福寺:虫切加持堂を修理

虫切加持堂の竣工内陣、紅梁には彩色が施され室内は華やかです

虫切加持堂の竣工内陣、紅梁には彩色が施され室内は華やかです

有名な昌福寺の虫切加持の由来を聞くと「寺の十二代一道日法上人は京都において霊元天皇が重い病にかかり悩まされていたとき召し出され加持を行った、すると十七日ののちに全快したと云う。この日法上人の虫切加持・御符の秘法は昌福寺に伝えられ今日まで参拝者は絶えず春秋の彼岸には虫切加持の願人でにぎわう」というものですが、この虫切加持堂、長年の風雨にさらされて各所傷んでおりましたところ、この度修理工事が行われました。
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2011年11月30日

ハラモ園:蔵前の改修工事完了

竣工正面 黒のサッシと古色腰壁と漆喰白壁とのコントラストがたいへん美しい

竣工正面 黒のサッシと古色腰壁と漆喰白壁とのコントラストがたいへん美しい

原茂園にある座敷蔵は大旦那様ご夫妻の居住空間になっています。このたび居住性のさらなる向上のため蔵前の廊下を拡幅整備する改修工事が行われました。廊下は3尺から一間に拡幅整備されたことにより唯の通路にとどまらない汎用性の大きい豊かな居室空間となりました。

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2011年11月28日

下神内川:八幡大神社で竣工祭

修理工事が完了した御本殿

修理工事が完了した御本殿

平成23年11月27日(日)山梨市下神内川にある八幡大神社本殿改修工事の竣工祭が関係各位が大勢集まる中、にぎにぎしく挙行されました。工事内容は基礎工事や桁下までの木工事(玉垣修理含む)が中心で、屋根は塗装工事のみを行いました。工事の着手は平成23年8月、竣工は同年11月、約3カ月強の工程でした。

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2011年11月3日

甲府の商家で震災修理が完了

修理された座敷蔵の黒漆喰壁の磨き仕上げ

修理された座敷蔵の黒漆喰壁の磨き仕上げ

甲府市城東に残る古い商家の建物、甲府の空襲で焼け残った数少ない貴重な建物で甲府市の文化財に指定されています。この石川家の商家住宅、今回の震災で蔵の壁などにひびが入ったため修理工事が行われました。着工は平成23年7月〜竣工は10月、約3カ月の工期で左官工事を中心に震災によって生じた様々な個所の修理工事が行われました。

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