トピックス

2017年12月16日

本隆寺本堂 完成

竣工外観。正面に大唐破風の向拝を配する

顕受山本隆寺(けんじゅさん ほんりゅうじ)は、南アルプス市百々(どうどう)にある日蓮宗の古刹です。築年代不詳の本堂は、老朽化が進んだことと、後世の改修によって建立当初の原型が不明瞭なことなどから修復を断念、改築が計画されました。
(続きを読む…)

2017年12月5日

赤尾の家(H邸)広間ほか改装工事

大土間玄関より見る12.5坪(25帖)の大広間

甲州市の立派な長屋門を持つ古民家の主屋で、一部室内の改装が行われました。工事では台所と居間の境壁を撤去し快適な食生活の充実を計ったり、断熱化工事では床のフローリングの乱張りの下地に断熱材を施工したり、そのほか様々な工夫がされました。
(続きを読む…)

2017年11月26日

甲州民家移築再生[12] 上棟式

棟納め槌打ちの儀。棟梁の「千歳棟、万才棟、永々棟」の掛け声にあわせ、棟に上った二人の大工職人が棟木に槌を振り下ろし、大音響が周辺に轟く

2017年11月25日(土)日本晴れのもと、川崎市にある柴原家住宅で、今では珍しくなった『昔ながらの上棟式』が盛大に行われました。
(続きを読む…)

2017年11月22日

泰山荘「表門」茅葺屋根 葺き替え完了

修保が完了した泰山荘「表門」正面

東京都三鷹市にある国際基督教大学(ICU)のキャンパスに泰山荘はあります。1936(昭和11)年頃、旧日産財閥重役の実業家、山田敬亮氏の茶会を開くための別荘として建てられました。この度、その表門(国登録有形文化財)の保存修理工事が行われました。
(続きを読む…)

2017年11月18日

篠原八幡社家の由緒正しき門扉

竣工。正面に深い軒がある薬医門(やくいもん)の形式

名門社寺からの宗派を超えた優良堂塔の移築は、以前はよく行われていたことです。この度、山梨県甲斐市にある篠原八幡社家では、箱根湯本にある名刹早雲寺の中門(薬医門)を譲り受け移築、ここに歴史ある社家にふさわしい重厚な門扉が誕生しました。
(続きを読む…)

2017年10月30日

昌福寺山門修保・御会式に感動

修理工事が完了した昌福寺山門 正面

富士川町にある日蓮宗の古刹「壽命山昌福寺」。子供の夜泣き・疳の虫を封じる「虫切加持」でよく知られています。山門の修理工事が行われ8月31日竣工しました。着工は平成29年4月、準備工も含めて約5か月の工程でした。そして、この度(10月29日)激しい雨降りしきる中、御会式の歌舞音楽法要「延年舞」が行われました。
(続きを読む…)

2017年10月5日

甲州民家移築再生[11] 建て方

最初に大黒柱を建てる。その断面寸法は400×480㎜と太い

9月27日(水)幸い天候にも恵まれ、建て方を開始。まず最初に巨大な大黒柱を建てるところから。大黒柱は棟木までも到達。続いて外周の通し柱や大梁を架け渡し、徐々に主要軸部材を組んでいきます。
(続きを読む…)

2017年10月3日

甲州民家移築再生[10] 柿渋塗り

伝匠舎の作業場で柿渋塗りが行われている様子

平成29年9月30日(土)、10月1日(日)の二日間、甲州市にある伝匠舎の作業場で柴原邸に使用する野地板に柿渋を塗るワークショップが行われました。参加したのは柴原様ご夫妻と日本民家再生協会の皆様(二日間延べ16人)です。
(続きを読む…)