2011年6月28日
美しい震災仮設住宅in福島
福島第2原発から約43km、いわき市に建設中の仮設住宅建設のお手伝いに弊社の大工・長坂正嗣が着任しています。この仮設住宅の設計者は里山建築研究所(筑波大教授)の安藤邦廣先生です。仮設住宅でありながら緩やかな曲線上に配置された162戸の家並みは美しくすらあり、深い軒と多目的なロフトを持つこの木造住宅は日本の伝統的な板倉構法の伝統を受け継ぎながらも、人間的でかつ使い勝手の良い最小限の住宅建築となっています。
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福島第2原発から約43km、いわき市に建設中の仮設住宅建設のお手伝いに弊社の大工・長坂正嗣が着任しています。この仮設住宅の設計者は里山建築研究所(筑波大教授)の安藤邦廣先生です。仮設住宅でありながら緩やかな曲線上に配置された162戸の家並みは美しくすらあり、深い軒と多目的なロフトを持つこの木造住宅は日本の伝統的な板倉構法の伝統を受け継ぎながらも、人間的でかつ使い勝手の良い最小限の住宅建築となっています。
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山梨県甲斐市にあるミキスタジオでは、この度近隣にあった建物を取得、ギャラリーに改修しました。計画では壁や天井に塗られた漆喰の純白の中に古材の大黒柱と梁のセットや建具などを配し、和の力強く緊張感のある空間を演出しております。
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平成23年4月24日、山梨市市川に完成したM邸(移築再生民家)の完成見学会が行われました。この建物は、かつては勝沼町にあった養蚕のための蔵でした。使用されていた柱は今では希少な国産の栂(ツガ)材で135mm角と太く、木柄の太い松の梁材とともに大変力強く美しい構造体を見せておりましたので、伝匠舎の古材置き場に解体格納しておりました。
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竜王新町の窪田家住宅、ここから甲州街道は北に折れ韮崎に向かいます。代々残る古文書から、街道沿いにあった窪田家は、病気の旅人や生き倒れの世話もしなければならず大変だったとあります。そんな歴史を見てきたであろう長屋門?の門扉が道路の拡張により同敷地内に移設再生されることになり、この度工事が完了しました。工事着工は平成23年2月、竣工は5月、約3カ月の工程でした。
伝匠舎㈱石川工務所は大工が木造建築を造るだけの会社のようなイメージがあるかもしれませんが、実は茅葺き職人のいる屋根工事の会社でもあります。山梨の職人さんの高齢化によって十数年前より若手茅葺き職人の育成に取り組み、今では県外も含め多くの茅屋根の葺き替えを行っています。 (続きを読む…)
甲州市勝沼町のぶどう畑のまん中にあるW家の離れが完成しました。平屋で軒深く数寄のたたずまいをもつ建物ですが、高い断熱気密性をもつ省エネ住宅です。外壁を漆喰にしたり、雨戸の鏡板を木製にしたり、様々に柔らかい和の表現を心がけました。工期は平成22年10月〜23年4月までの約6カ月でした。
平成22年から平成23年度の完成を目指して工事を進めている鉄門の小屋梁の仮組が完成し、4月28日文化財建造物保存技術協会や山梨県営繕課などによる中間検査が行われました。鉄門の復元に使用されている木材はケヤキ、マツ、ヒノキなどですが、いずれも太く、長く、重いため加工は伝匠舎の神金作業場で行われています。
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身延町下部にある国の重文・門西家住宅の茅葺屋根が葺き替えられました。門西家は江戸時代、湯之奥金山や山林管理など湯之奥村の代々名主を努めた家柄です。建物は江戸時代中期初期に建てられたもので、富士川流域の入母屋造りの代表的なものです。
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