2012年12月21日
民俗文化財の水車で水輪を交換
山梨県甲州市塩山藤木地区にある真言宗名刹の放光寺様が管理する藤木水車が水輪取り換えの時期を迎え、このほど水輪とその周辺部材を交換しました。工事着手は平成24年10月、完成は同年12月、約50日の工程でした。
山梨県甲州市塩山藤木地区にある真言宗名刹の放光寺様が管理する藤木水車が水輪取り換えの時期を迎え、このほど水輪とその周辺部材を交換しました。工事着手は平成24年10月、完成は同年12月、約50日の工程でした。
住職がいなくなって200年以上が過ぎた廃寺(宝鏡寺)の跡に建つ薬師堂、地元名門の鈴木家によって大切に守られてきました。戦国時代の16世紀初頭の建立と考えられる県指定の貴重な文化財建造物だが、腐朽が進んでいたところ、平成21年12月、県市の補助金を得て保存修理工事に着手、平成24年12月、3年の年月を掛けて保存修理工事が完了しました。
久遠寺28世日奠上人が寛文5年(1665年)に建立した身延山久遠寺の総門は身延町の文化財に指定されていて、正面扁額には36世日潮上人の筆になる「開会関」の文字が記されています。平成24年12月17日、保存修理工事が完成し竣工式が執り行われました。工事着工は6月、竣工は11月、約半年の工程でした。
平成24年10月29日(月)午後3時から神部神社にある県指定文化財「隋神門」の上棟式が行われました。氏子総代が大勢集まる中で日原宮司様による神事がおこなわれ、続いて弊社大工による工匠式が行われました。当日は地元小学校の生徒さんも大勢招待され、式典の最後には田辺市長や鈴木県議はじめ多くの来賓が参加しての餅投げが行われました。
平成24年10月13日南アルプス市沢登地区の伝統行事である六角堂切子祭典が開催されました。切子は十数枚重ねた和紙を「突きのみ」と呼ばれる刃物で切り込み、伝統的な絵柄や流行の風物を描いて作る工芸品。今年も沢登地区の住民の方々が切子を作って六角堂に奉納し、家内安全や五穀豊穣を祈りました。
箱根町の強羅に東洋埠頭株式会社の所有する茅葺き屋根の保養所があります。このほど弊社の施工で修繕工事(差し茅工法)が行われ、美しい日本の茅葺き屋根がよみがえりました。 (続きを読む…)
2011年3月11日の東日本大震災で被災した歴史的建造物群の修復や保存活用に向けた復興プロジェクトの一環として、津波によって移動した店舗を元の位置に戻す曳家作業が行われました。もと3階建てだった男山本店(登録文化財)は、1・2階部分は津波で流され、3階部分のみが残る状況になっていました。 (続きを読む…)