トピックス

2012年9月9日

気仙沼:尾形家住宅の復興を支援

3・11震災で流された尾形家住宅の惨状

3・11震災で流された尾形家住宅の惨状

3・11の震災で流され、小屋組みと屋根だけが残った気仙沼の尾形家住宅は、工学院大学の後藤研究室の調査研究により、文化7(1810)年の建築で漁村に残るたいへん貴重な古民家であることが解っていました。登録文化財の指定を目指していましたが、震災にあった後は、この民家を何とか救いたいとする有志の方々の努力で昨年5月までに解体され、柱等の部材や民具などが保存会の皆さんをはじめとする多くのボランティアの協力を得て、瓦礫の中から回収され、現地に保管された状態でした。 (続きを読む…)

2012年9月4日

石船神社の石船!

修理工事完了(南東面)、全面に防腐剤を塗布した

修理工事完了(南東面)、全面に防腐剤を塗布した

笛吹市一宮町国分に鎮座まします石船神社の御本殿の修理工事が行われ、石船神社の名の由来となった石船が確認されました。はじめ御本殿の裏手にあった船石がそれだろうと思われていましたが、修理工事によって縁周りの板をはずしたところ、御本殿の真下から立派な石船が現れたのでありました。修理工事は平成24年9月に竣工、約2カ月の工程でした。

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2012年8月31日

長安寺本堂の銅板屋根を修理

修理工事が完了した長安寺様の本堂。

修理工事が完了した長安寺本堂

昭和57年に長安寺様本堂の保存修理工事を工事させていただきました。それから約30年がたち屋根から雨漏りが見られるようになりました。原因を調べてみると銅板の伸縮に対応する技術がまだ当時は十分でなかったために、ハゼ切れがおこり雨が侵入しているのではないかという結論です。 (続きを読む…)

2012年8月26日

こども上棟式キット(工学院大学仕様)を納品

見事完成! 工学院大学の理科教室で上棟式キットが活躍しました

見事完成!工学院大学の理科教室で上棟式キットが活躍

平成24年8月26日、工学院大学八王子キャンパスで開かれた理科教室で、こども上棟式セットが活躍しました。以下はその作成の様子と、理科教室での組み立ての様子です。設計は後藤研究室と伝匠舎の共同作業で行いました。持ち運びや会場の大きさなどを考慮し従来のキットより小さめに作りましたが、平屋部分を作ったり学習教材として継ぎ手の数や種類を増やすなど改良が加えられました。 (続きを読む…)

2012年8月20日

鉄門(くろがねもん)に鯱鉾(しゃちほこ)が載る

近くで見るとこんな力強く頼もしい顔をしています

近くで見るとこんな力強く頼もしい顔をしています

甲府城(舞鶴城)の鉄門の工事も終盤になり、本年12月末の完成引き渡しに向かって仕上げの工程に入っています。平成24年8月20日、鯱瓦が棟瓦の上に載りました。奈良県で作成された鯱瓦、何度も修正を加えられ焼き直しも行って、やっと本日完成しました。

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2012年8月17日

忍野のそば処「天祥庵」

平成24年1月 茅葺き屋根の葺き替えを終えた天祥庵

平成24年1月 茅葺き屋根の葺き替えを終えた天祥庵

友人を連れて久しぶりに忍野(おしの)の天祥庵(てんしょうあん)を訪れました。お勧めを聞いてみると「ぶっかけ」という答え、早速注文してみると、お蕎麦と具だけを載せた皿とツユが出てきました。具は7種類ほどありましたが、しゃもじに味噌を煉りつけて軽く焼いたものはたいへん香ばしく珍しいと感じました。
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2012年8月13日

塩の山は恋の季節

乱舞するホソオチョウ、小さなアゲハチョウだ。尾羽の突起がたいへん長く優雅に飛行する。子供のころには見た記憶がない、おそらく本来は中国大陸の蝶らしい。蝶の世界も国際化しているのだろうか。

乱舞するホソオチョウ、小さなアゲハチョウ。尾羽の突起が長く優雅に飛行する。子供のころには見た記憶がなく本来は中国大陸の蝶らしい。蝶の世界も国際化?

「塩の山 差出(さしで)の磯に住む千鳥 君 が御代をば八千代とぞ鳴く」平安時代の古今和歌集(詠み人知らず)の和歌に登場する塩の山は、名刹向嶽寺の境内地になりますが、ありがたいことに一般市民に開放されていています。

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2012年8月5日

宿願寺の本堂が上棟

槌打ちの儀、棟梁の掛け声に合わせて、二人の工匠が掛矢(かけや)で棟をたたく。棟木を棟に納めるのを表現する儀式。

槌打ちの儀、棟梁の掛け声に合わせて、二人の工匠が掛矢(かけや)で棟をたたく。棟木を棟に納めるのを表現する儀式

平成24年8月5日、真言宗大谷派 松石山・宿願寺の本堂が上棟、にぎにぎしく上棟式が行われました。

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