トピックス

2010年10月11日

棟梁・田中文男 逝く

祭壇に飾られた棟梁・田中文男の遺影

祭壇に飾られた棟梁・田中文男の遺影

弊社がたいへんお世話になった棟梁・田中文男先生が8月9日亡くなられました。享年78歳でした。大勢の方の要望で10月11日に「田中文男さんを偲ぶ会」が行われました。弊社は平成5年ころから長きにわたり向嶽寺様の方丈、書院、玄関、禅堂などの建設でたいへん先生にお世話になってまいりました。改めて感謝申し上げますとともに、心よりご冥福をお祈り申し上げます。ありがとうございました。

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2010年10月2日

日本ワイン発祥の地「宮光園」主屋が仮公開

保存修理工事が完了した宮光園主屋の正面外観

保存修理工事が完了した宮光園主屋の正面外観

勝沼町にある「宮光園」の名は、明治のワイン醸造家「宮崎光太郎」に由来します。現在邸内に残る建造物群(甲州市指定文化財)や宮崎家に伝わった葡萄酒醸造風景の写真などの多くの資料は、日本における明治期のワイン生産を知る上でたいへん貴重な産業遺産です。このうち今回はその主屋が保存修理され、10月2日(土)仮に公開されました。
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2010年9月29日

極東ロシア紀行(2)ハバロフスク

スパン・プレオブラ・ジェンスキー大聖堂に参拝。信者の姿も少なくなかった。玉ねぎ型の屋根がなんとも印象的。讃美歌は天上の音楽のごとく美しいものだった

スパン・プレオブラ・ジェンスキー大聖堂に参拝。信者の姿も少なくなかった。玉ねぎ型の屋根がなんとも印象的。讃美歌は天上の音楽のごとく美しいものだった

ハバロフスクと日本の時差は1時間、夏時間だったので2時間となります。しかし不思議なのがその時差が逆に日本より早まること、日本が朝8時ならハバロフスクは朝6時のはずが、10時となります。ロシアの朝は早いのです。また気候はおおよそ北海道といった感じでしょうか。

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2010年9月27日

極東ロシア紀行(1)ウラジオストック

日本の空港から1時間半、日本に一番近いヨーロッパだ

日本の空港から1時間半、日本に一番近いヨーロッパだ

9月25日〜29日の5日間、山梨自然塾の会員有志はロシアを良く知る山梨大学の御園生教授の案内で、極東ロシアのウラジオストックとハバロフスクを訪ねました。一行の一番の目的はロシアの田舎を訪ねること。農家を訪ねてその暮らしぶりを見学しました。弊社社長の石川は農業は一切しませんが、おいしいものを食べるのが専門の会員です。以下写真は社長が撮影したものです。

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2010年9月15日

第4回「日本民家の美術展」開催

美術展の様子

美術展の様子

9月15日(水)〜19日(日)、横浜のみなとみらいギャラリーで日本民家再生協会主催の美術展が開催されました。テーマは「私の中の民家」。展示作品には絵画、写真、オブジェ、クラフトなど様々な民家の表現がありました。

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2010年9月10日

登録文化財の講習会が開かれる

登録文化財の最新の解説書

登録文化財の最新の解説書

文化庁は9月9日10日の両日、登録文化財建造物の調査や修理に関わる専門家の資質の向上を図るために講習会を開催しました。弊社社長の石川は、山梨県の貴重な建造物を登録文化財として残すべく、この勉強会に参加いたしました。

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2010年8月15日

白州前沢の家:Y邸が竣工

竣工 正面外観 軒の深い切り妻屋根に突き上げ屋根を備えた大型の養蚕型二階建民家。意匠上二階の見せ貫を残すため、二階部分は外断熱とせず内断熱を行った。右端に玄関ポーチが見える。

竣工 正面外観 軒の深い切り妻屋根に突き上げ屋根を備えた大型の養蚕型二階建民家。意匠上二階の見せ貫を残すため、二階部分は外断熱とせず内断熱を行った。右端に玄関ポーチが見える。

北杜市白州町白須にある山田邸は、延べ面積が約90坪、明治期に造られた前沢地域特有の養蚕型民家です。曳き屋で建物を持ち上げ、基礎を打ち直し、建物全体に省エネ工事を施すなど、内外装ともに伝匠舎の技術を駆使した理想的な現地再生です。
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2010年8月10日

塩山:O邸新築工事

竣工外観

竣工外観

岡家住宅は外観・内観ともに和にこだわった新築です。現代風の住宅が立ち並ぶ住宅街にあって、落ちついた風情を見せています。蔵の構造を取り入れた外断熱、温熱循環システムの省エネ民家です。屋内の見せ場には古材を使いました。
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2010年8月3日

伝匠舎の古材再生家具:鉄の造形作家「上野玄起」とコラボ

限定4品の1

限定4品の1

八ヶ岳南麓で創作活動を行っている新進気鋭の造形作家「上野玄起」と伝匠舎の古材のコラボレーションによって生まれた特製家具です。 W60㎝×L91㎝×H70㎝。 天板は富山県にあった古民家のケヤキの厚板を用いました。同寸の数によって限定4品のみ製作となりました。希望販売価格1脚15万円を予定、ご商談にて。

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2010年8月2日

伝匠舎の古材再生家具:漆塗りの襖枠で作った机

フスマの枠で作ったテーブル 高さ42cm、幅57 cm角

フスマの枠で作ったテーブル 高さ42cm、幅57 cm角

古民家の障子やフスマは古い建具の中でも再利用されることが少ないアイテムです。ところが良く見るとその枠は漆塗りがしてあって高級仕様です。そこで私たちが考えたのが障子の枠だけを分類してテーブルを作ることでした。中には春慶塗のような透明感のあるものもあり、これをアクセントとして使うことで、たいへん和モダンな家具が出来上がりました。ご提供価格は1ケ10万円ほどを予定しました、ご商談にて。

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