2011年6月5日
古材でパッチワーク
6月4日、今年も民家の学校が塩山にやってきました。今年の課題は古材でアート。学生30人が6班に分かれて伝匠舎の「みんなの広場」にある小屋の壁に古材をデザイン・パッチワークを行いました。いかがですか?なかなかの名作ぞろいではありませんか、どうぞご覧ください。
竜王新町の窪田家住宅、ここから甲州街道は北に折れ韮崎に向かいます。代々残る古文書から、街道沿いにあった窪田家は、病気の旅人や生き倒れの世話もしなければならず大変だったとあります。そんな歴史を見てきたであろう長屋門?の門扉が道路の拡張により同敷地内に移設再生されることになり、この度工事が完了しました。工事着工は平成23年2月、竣工は5月、約3カ月の工程でした。
伝匠舎㈱石川工務所は大工が木造建築を造るだけの会社のようなイメージがあるかもしれませんが、実は茅葺き職人のいる屋根工事の会社でもあります。山梨の職人さんの高齢化によって十数年前より若手茅葺き職人の育成に取り組み、今では県外も含め多くの茅屋根の葺き替えを行っています。 (続きを読む…)
西東京市にお住まいの蔦谷栄一様と政子様ご夫妻は、山梨市牧丘町に「みんなの家・農土香(のどか)」という古民家を所有し、都会の子どもたちに自然の中の暮らしを体験させる活動をしておられます。この農土香のこども達が約30人5月28日(土)に伝匠舎を訪れ、第2回のこども上棟式の学習会を開催いたしました。
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甲州市勝沼町のぶどう畑のまん中にあるW家の離れが完成しました。平屋で軒深く数寄のたたずまいをもつ建物ですが、高い断熱気密性をもつ省エネ住宅です。外壁を漆喰にしたり、雨戸の鏡板を木製にしたり、様々に柔らかい和の表現を心がけました。工期は平成22年10月〜23年4月までの約6カ月でした。
平成22年から平成23年度の完成を目指して工事を進めている鉄門の小屋梁の仮組が完成し、4月28日文化財建造物保存技術協会や山梨県営繕課などによる中間検査が行われました。鉄門の復元に使用されている木材はケヤキ、マツ、ヒノキなどですが、いずれも太く、長く、重いため加工は伝匠舎の神金作業場で行われています。
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身延町下部にある国の重文・門西家住宅の茅葺屋根が葺き替えられました。門西家は江戸時代、湯之奥金山や山林管理など湯之奥村の代々名主を努めた家柄です。建物は江戸時代中期初期に建てられたもので、富士川流域の入母屋造りの代表的なものです。
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