2011年7月28日
鉄門(くろがねもん)に復元される鯱(シャチ)瓦
舞鶴城(甲府城)の鉄門の棟に復元される鯱瓦の粘土模型の検査が7月26日、奈良市にある瓦工場で行われました。鬼師(おにし)の橋本貴至さんがあらかじめ造っておいた原寸の粘土模型を五味先生をはじめとする専門家の方々が検討、驚くことにその場で文献資料に基づいていくつもの変更が加えられました。
舞鶴城(甲府城)の鉄門の棟に復元される鯱瓦の粘土模型の検査が7月26日、奈良市にある瓦工場で行われました。鬼師(おにし)の橋本貴至さんがあらかじめ造っておいた原寸の粘土模型を五味先生をはじめとする専門家の方々が検討、驚くことにその場で文献資料に基づいていくつもの変更が加えられました。
平成23年7月24日(日)、伝匠舎の「みんなの広場」で畑結(はたゆい)の農産物直売市が開かれました。畑結は地域でがんばる若い農業生産者が中心の集まりで、都会からの移住組も多く含まれています。伝匠舎は彼らの活動に賛同し、イベント期間「みんなの広場」を無償提供しています。次回開催は8月28日(日)と9月25日(日)、ぜひお立ち寄りください。
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弊社社長の石川が代表を務めるNPO山梨家並み保存会が平成22年度に登録文化財調査を行った2つの物件が7月15日、国の文化財審議会から文部科学省に答申され、登録文化財として認定される運びとなりました。加えて西湖いやしの里の伝統民家(昭和20年伝匠舎が修理工事担当)も認定されることとなりました。
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秩父市下影森にある万松山円融寺様は臨済宗(禅宗)の古刹です。同寺の奥の院にある岩井堂は見上げるような断崖に建つ舞台造りの観音堂で、秩父札所巡りの名所にもなっています。この度ご縁あって御本堂の改修工事を一期工事に続いて仰せつかりこのほど完成しました。
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弊社社長の石川が代表を務めるNPO山梨家並み保存会は、平成23年度の家並み保存会の活動として数件の登録文化財調査を行っています。今回注目しているのは中央線塩山駅北側の明治から昭和30年くらいに最もにぎわいを見せた町並みで、特にいまだに営業している映画館「塩山シネマ」や塩山温泉郷の元湯「廣友館」の木造旅館、あるいはメインストリート中央通りに面する荒木薬局の建物などです。
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大嶽山那賀都神社(だいたけさんながとじんじゃ)は山梨県山梨市三富上釜口にある谷深き大社です。平成21年4月19日の起工式から丸2年を経た平成23年6月26日、多くの信者さんが集まるなか日原盛幸宮司様の先導で落慶式が挙行されました。
※大嶽山には江戸から明治にかけて活躍した彫刻師・福田俊秀の手による彫刻が、本殿、随神門、神楽殿に残されています。圧巻!一見の価値あり。
福島第2原発から約43km、いわき市に建設中の仮設住宅建設のお手伝いに弊社の大工・長坂正嗣が着任しています。この仮設住宅の設計者は里山建築研究所(筑波大教授)の安藤邦廣先生です。仮設住宅でありながら緩やかな曲線上に配置された162戸の家並みは美しくすらあり、深い軒と多目的なロフトを持つこの木造住宅は日本の伝統的な板倉構法の伝統を受け継ぎながらも、人間的でかつ使い勝手の良い最小限の住宅建築となっています。
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山梨県甲斐市にあるミキスタジオでは、この度近隣にあった建物を取得、ギャラリーに改修しました。計画では壁や天井に塗られた漆喰の純白の中に古材の大黒柱と梁のセットや建具などを配し、和の力強く緊張感のある空間を演出しております。
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弊社が保存修理工事を拝命した富士吉田市の外川家住宅(市指定文化財・2007年竣工)が6月20日、国の重要文化財に認定されました。外川家住宅は江戸時代に隆盛を極めた富士山信仰(登山)の世話をした御師の家です。約250年前(1768年)に建てられ、富士山を参詣する人々が宿泊した御師住宅のもっとも古い遺構の一つとして、その価値が認められました。
伝匠舎の「みんなの広場」を使っていただいているグループの一つが蔦谷ご夫妻のコミュニティです。6月19日(日)のこの日も西東京市から午前12時塩山着の電車でお越しになり、総勢20人ほどの方々が竹炭を作るドラム缶の窯を利用してのパン焼きを楽しまれました。
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