2010年5月1日
大明見K邸:古民家再生工事が竣工
K邸は富士吉田市の大明見にある梁組のたいへん美しい古民家でした。それらの重厚な化粧構造材の骨組みをいかして平成21年4月に民家再生のための設計業務を開始、同年8月に工事契約を締結、このほど工事が完了し竣工の運びとなりました。設計では寒冷地であるため外断熱温熱循環システムを取り入れ冬もたいへん暖かい省エネ民家といたしました。 (続きを読む…)
K邸は富士吉田市の大明見にある梁組のたいへん美しい古民家でした。それらの重厚な化粧構造材の骨組みをいかして平成21年4月に民家再生のための設計業務を開始、同年8月に工事契約を締結、このほど工事が完了し竣工の運びとなりました。設計では寒冷地であるため外断熱温熱循環システムを取り入れ冬もたいへん暖かい省エネ民家といたしました。 (続きを読む…)
平成22年4月5日(月)、東京のルポール麹町共済組合会館で大工育成塾の入塾式が行われました。大工育成塾は国交省の支援のもとで(財)住宅産業研修財団が主催する大工職人の育成プログラムで、塾生が集合して行う講義と受け入れ工務店の指導棟梁の下で現場実習による研修を3年間行い、優秀な若い大工職人を育てようとする試みです。
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平成22年4月10日(土)午後5時から甲州民家情報館完成記念講演会が開催されました。主催は甲州市教育委員、講師は工学院大学の後藤治教授、内容は上条地区での景観形成の実例として、また地区内のモデルルームとしての「甲州民家情報館」について設計者である後藤先生に解りやすく解説していただきました。
祀られているのは木花之開耶姫命(このはなさくやひめのみこ)です。本殿は正面が三間の流れ造りで桃山時代の作風を残す江戸初期の建物で、たいへん貴重なため市指定の有形文化財に指定されています。近年腐朽が進み修復の必要が生じていたため、平成21年8月〜22年3月の約7カ月の工期で保存修理工事が行われ、4月3日に晴れて竣工式の運びとなりました。 (続きを読む…)
弊社社長の石川が代表を務める、NPO山梨家並保存会が事業主体となって再生工事を進めていた茅葺き民家がこのほど完成し、2010年3月31日(水)荻野笛吹市長など来賓をお迎えしオープン式典が行われました。この施設は地域振興のための国土交通省の補助金をいただき、イベントや講習会をたびたび開催しながら工事を進めてまいりました。
練馬区立「石神井公園ふるさと文化館」が平成22年3月27日(土)に開館の運びとなりました。本館の裏に併設された茅葺き民家は、数年前に練馬区内にあった内田家住宅を解体して弊社の藤木倉庫に格納保存しておいたものです。そのようなご縁もあって、今回の復元工事を弊社が請け負うことになりました。設計監理は㈱マヌ都市建築研究所、茅葺き屋根工事は㈱熊谷産業でした。
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甲州市上条の甲州民家情報館に3月9日(火)思いがけない訪問者がありました。会の名前は「アジロンの会」、勝沼の俳句の会の皆さまです。福蔵院から上条集落に上ってくるころから、雨が雪まじりのみぞれになって観音堂で雨宿りなどされていたところ目前の茅葺き民家を発見、懐かしさに立ち寄っていただいたということです。
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「伝匠舎は日本の山を守りたい」…そのために弊社では外国産材を使いません。
「伝匠舎は日本の技を守りたい」…そのために弊社はプレカット工場に出しません。
「伝匠舎は日本の原風景を守りたい」…そのために弊社は伝統的な建築に学びます。
この「三つの守り」を具現化するために、弊社は一つの企画(夢)を立てました。
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NPO日伝建(日本伝統建築技術保存会)では文化庁の22年補助金をいただき、当会の教材として国宝社寺建造物の継ぎ手模型を作製することとなりました。伝匠舎では奈良県の当麻寺本堂を担当し、1/3の大きさの模型を8種類作りました。写真はこのうち2種類の継ぎ手模型です。組んだ状態とほどいた状態の様子をご覧ください。