2009年9月7日
高まる美しい納屋の価値

竣工外観 長さを2間半(4m50cm)縮小
無用の長物?いっそ処分してしまいたい・・・チョット待ってください、日本の気候風土は「高温多湿多雨」。野外に放置すればすぐ物は腐ってしまいます。物を大切に長く使う時代、しかも日本人は世界一の物持ち国民?です。美しい納屋の価値が高まっています。写真は甲州市塩山藤木のG家の納屋。改修工事は平成21年4月に着手し、6月に完成、約3カ月の工期でした。
竣工外観 長さを2間半(4m50cm)縮小
無用の長物?いっそ処分してしまいたい・・・チョット待ってください、日本の気候風土は「高温多湿多雨」。野外に放置すればすぐ物は腐ってしまいます。物を大切に長く使う時代、しかも日本人は世界一の物持ち国民?です。美しい納屋の価値が高まっています。写真は甲州市塩山藤木のG家の納屋。改修工事は平成21年4月に着手し、6月に完成、約3カ月の工期でした。
車庫竣工 内観 太い古材の梁が再利用されました
山梨県笛吹市境川にあるK家住宅は遠く新潟県から移築された古民家ですが、この度その移築工事で余った古材を一部使って、母屋にふさわしい木造車庫ができました。車庫の床面積は50㎡(約15坪)で車3台を収納することができます。外観は漆喰の真壁に瓦葺屋根、腰に板を張った姿は平屋の和風住宅風で母屋にたいへん良く調和しています。
竣工 東南面外観
小さいけれど洗練された和の空間が生まれました。東司とは社寺の世界ではお便所のこと、外観は真壁漆喰塗り、水屋はヒノキの縁甲板張り、東司は腰壁にボーダータイルを用い、無双窓や舞良戸などを品よく配しました。着工は平成21年2月3日、完成は同年5月31日、約4か月の工期でした。設計は建築設計室「アトリエ風」です。
完成した展示場 伝匠舎らしい古材も使用した木造の展示場です
なぜこの古い消防ポンプが永昌院にあるのかを住職様にお訪ねしたところ・・・明治から昭和にかけてこの地域は昔平等村(ひらしなむら)と言われていたが、永昌院はその第五区の消防団の管轄する地域にあった。大正8年3月にこのポンプ車は五区消防団に購入され、その後昭和36年にエンジン式のポンプ車に変わるまで現役で使われていた。不要になった手漕ぎのポンプ車はいつしか本堂の軒下に置かれたまま今日に至った・・・とのこと。
(続きを読む…)
開店おめでとうございます。
東京都品川区大井町1丁目11-4小川ビル1F、電話03-3776-3088、お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください。作成させていただいた看板も評判良く、味は上々、客入りもなかなかのようです。
竣工外観 北面
施主様は丹波山村長・岡部正幸様、平成21年3月着工、同年6月30日竣工、工期は約3か月間でした。設計は株式会社馬場建築設計事務所、綿密に打ち合わせてはご指導をいただきながら、たいへん精度の高い仕事ができました。関係各位には大変お世話になりました、ありがとうございました。
竣工外観
笛吹市石和町にある臨済宗・安禅寺のご本堂再建工事が平成21年5月に竣工しました。敷地面積は637㎡、建築面積は36坪、床面積は29坪、工期は平成20年6月から21年5月までの約1年、工事費は消費税を入れて3500万円、大変ローコストな本堂にもかかわらず、外材は一切使用せず、プレカットもなし、総ヒノキ造りのすがすがしい建築に仕上がりました。設計は㈱天野建築設計事務所、工事中は檀家様、総代役員の皆様方には大変お世話になりました。
生徒の皆さんに古材の概要を説明する大沢校長
(第二日 藤木作業場 古材置き場)
第二日は伝匠舎の藤木作業場で古材の再生の技術を勉強していただきました。洗ったり、削ったり、磨いたりして古材は再びよみがえります。
(続きを読む…)
実際に柿渋に顔料を混ぜて塗料を作る
(第一日 上条集落)
2009年6月6日(土)、7日(日)とJMRA「民家の学校」が今年も伝匠舎を訪れました。
第一日は上条集落にある伝匠舎の民家再生現場で古色付けを勉強していただきました。作業姿の参加者が約40名、今回は実際現場で使用する床板43坪、柱20本に古色を塗っていただきました。勉強会というよりボランティアの実践活動になりました。たいへん助かりました、ありがとうございました。
(続きを読む…)