2014年8月4日
「津金学校」明治校舎の修繕が完了
北杜市須玉町下津金にある旧津金学校は明治8年建立、弊社が工事を請け負い平成元年から平成2年にかけて解体保存修理工事が行われたのち、平成4年に山梨県指定文化財に指定された建物ですが、近年になって太鼓楼や玄関回りに腐朽箇所が見られたため、平成24年12月から平成26年7月までの3ヶ年度にわたって修繕工事が行われました。
北杜市須玉町下津金にある旧津金学校は明治8年建立、弊社が工事を請け負い平成元年から平成2年にかけて解体保存修理工事が行われたのち、平成4年に山梨県指定文化財に指定された建物ですが、近年になって太鼓楼や玄関回りに腐朽箇所が見られたため、平成24年12月から平成26年7月までの3ヶ年度にわたって修繕工事が行われました。
平成26年7月、山梨県笛吹市一宮町市之蔵にある神明山・宝福寺の屋根の葺替工事が完了しました。既存屋根は古い茅屋根を鉄板で覆った形状でしたが、古茅とともにこれを撤去、新たに茅型の木下地を作って、銅板の一文字葺きを施工しました。 (続きを読む…)
世界遺産「河口湖浅間神社」の参道に「和カフェ すぎのき」がオープンしました。この建物は約140年前、明治期に造られた擬洋風建築です。2階建ての木造建築ですが、インク壺の藤村式の学校建築にもどことなく似ていて、たいへん造りの良い趣のある建物です。 (続きを読む…)
山梨県山梨市矢坪にある永昌院の総門(山梨市指定文化財)の保存修理工事が完成し、平成26年5月17日(土)落慶法要が行われました。この禅宗様四脚門の形態を持つ総門は、推定江戸後期の建立と考えられます。屋根は茅葺から鉄板葺きに改められていましたが、今回の修理工事では現状を維持し、桧皮葺き型の銅板葺き屋根となりました。 (続きを読む…)
近年、日本中で局所的な豪雨が観測されるようになりましたが、その影響か、古民家の妻壁(真壁)から雨が侵入するトラブルが発生するようになりました。真壁・大壁の違いはご存じの方もおられると思いますが、真壁では柱や梁や桁が化粧材として露出して外観に見えているのに比して、大壁では見えません。当然、大壁の方が雨の侵入を防ぐためには有利なわけですが、日本人の美意識としては、ただのっぺらとした飾り気のない大壁は物足りなく感じるところです。 (続きを読む…)
山幸彦を祭る甲斐奈神社は、山梨県笛吹市春日居町国府にあります。拝殿は明治40年の洪水により流失したものを、大正3年に再建したものでしたが、腐朽が進んだために、このたび改修工事が行われました。 (続きを読む…)
山梨県甲府市下曽根にある県立考古博物館。東日本最大級の前方後円墳「銚子塚古墳」(全長169m・4世紀後半)が園内にあることで有名です。その園内の一角にある竪穴住居の腐朽が進んだため、このたび大規模改修工事が行われました。 (続きを読む…)
山梨市にあるN邸、離れの修復工事が完了しました。ところで日本の伝統的な建物の美しさには、今更ながら感動です。特に、縁側に差した夕日は、昔ガラスにキラキラと光り輝いて、この日のN邸は、まるで明治時代にタイムスリップしたようでした。
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屋根の修理工事がすでにされていたことも幸いしましたが、限られた予算の中で有効な改修工事ができました。というのも施主様からの要求はその施工範囲が明瞭で、その優先順位もはっきりしていて【1】床の沈みの修理、【2】寒さ対策、【3】耐震工事でありました。 (続きを読む…)