2015年6月1日
夢叶い、上条集落が110番目の重伝建に!2
中央線塩山駅の北口にある甘草屋敷(重要文化財「旧高野家住宅」)、甲府から峡東地域にかけて点在する養蚕型茅葺民家群の代表格ですが、正面から見るとまるで裃(カミシモ)を着た福助人形によく似ているので、別名「福助型民家」という愛称があります。
(続きを読む…)
中央線塩山駅の北口にある甘草屋敷(重要文化財「旧高野家住宅」)、甲府から峡東地域にかけて点在する養蚕型茅葺民家群の代表格ですが、正面から見るとまるで裃(カミシモ)を着た福助人形によく似ているので、別名「福助型民家」という愛称があります。
(続きを読む…)
平成14・15年、農水省の外郭団体であった財団法人 都市農山漁村交流活性化機構が、全国に残る茅葺き民家の実態調査をいたしました。当時その調査委員の一人であった弊社社長の石川は、山梨県内をくまなく歩く中で「上条集落」を発見。同じく調査委員として出向していたナショナルトラストの米山事務局長に相談し、市文化財担当の飯島氏と計る中で、当時まだ合併前であった旧塩山市の行政の理解を得て、平成17年、財団法人ナショナルトラストによる上条集落の観光資源調査を実現いたしました。
甲州市勝沼町にある山梨県指定文化財・旧田中銀行。平成14年保存修理工事をいたしましたが、このほど13年ぶりにその屋根と壁について修理工事が行われました。着工は平成27年1月、竣工は同年3月、ほぼ3か月の工程でした。
(続きを読む…)
甲府市にある甲斐善光寺。開基武田信玄公が、川中島の合戦の折に信濃善光寺の焼失を恐れ、永禄元年(1558年)御本尊善光寺如来像をはじめ、諸仏寺宝類を奉還したことに始まります。この度、7年に1度の御開帳が平成27年4月~5月にかけて約2か月間行われました。
(続きを読む…)
群馬県安中市にある「アプトの道」。かつて碓氷峠を越えた鉄道が廃線となり遊歩道となりました。ここに1893年イギリス人技師パウナルの設計によって完成したレンガ造りの4連のアーチ橋があります。
(続きを読む…)
富岡製糸場の東繭倉庫は、フランス人建築家ブリュナによって明治4~5年にかけて造られた西洋建築です。夏場に高温多湿多雨で木材が腐朽しやすい日本にあって、なぜこの建築物は150年もの長い年月を生きぬいてきたのか?
(続きを読む…)
甲斐市指定有形文化財となっている天澤寺山門(てんたくじさんもん)。今回の保存修理工事の主な内容としては
[1]基壇(きだん)正面と側面の石垣を積み直した
[2]曳家(ひきや)によって不陸調整(凸凹などを補修)して建物を平らに据えた
[3]木部(ケヤキ材)の腐朽箇所の修繕
[4]茅葺型屋根の銅板による葺き替え工事
(続きを読む…)
2015年3月、笛吹市春日居町にある賀茂春日神社本殿の保存修理工事が竣工いたしました。その名のとおり賀茂神社・春日神社が合祀された神社です。本殿は元禄14年(1701年)に甲斐国城代三枝摂津守が再建し、笛吹市指定文化財となっています。
(続きを読む…)
蓮華山正法寺の本堂改修工事が着々と進んでいますが、ある日作業が中断する事態に!その理由は…
改修現場の一部に「平和の象徴『鳩』の巣」が!しかも卵を温めている最中…という訳で、この箇所は鳩の卵の孵化と巣立ちを待つことになったのでありました。
(続きを読む…)
NPO法人 家並保存会に委託され、管理・運営を行っている甲州民家情報館(以下、情報館)。通常は一般に貸し出されている当施設では時折、自主開催イベントを企画しています。2015年4月26日、童謡歌手・若林秀和さんをお招きして、若林さんが山梨県立図書館などで定期開催されている「童謡を楽しむ会」を情報館で行って頂きました。