2014年7月10日
蓮池に東屋が映えて
山梨県笛吹市八代町南にある定林寺には、蓮池に面して茅葺き屋根の東屋があります。平成26年6月、屋根の老朽化が進んだため、茅葺屋根の葺き替え工事か行われました。工事は竹下地を撤去して、茅も総て葺き替える内容でした。竣工は翌7月、約1月の工程でした。
世界遺産「河口湖浅間神社」の参道に「和カフェ すぎのき」がオープンしました。この建物は約140年前、明治期に造られた擬洋風建築です。2階建ての木造建築ですが、インク壺の藤村式の学校建築にもどことなく似ていて、たいへん造りの良い趣のある建物です。 (続きを読む…)
平成26年6月7日(土)シャトー・メルシャンのワイン資料館(旧宮崎第二醸造所)の築110周年記念講演会で、甲州市教育委員会の室伏徹さんと弊社社長の石川が「旧宮崎第二醸造所の建物としての価値」という演題で記念講演を行いました。 (続きを読む…)
現存する日本最古の木造ワイン醸造所「シャトー・メルシャン ワイン資料館(旧 宮崎第二醸造所)」にて行われる講演会で、伝匠舎 石川工務所の石川重人代表が講演させていただきます。入場無料で、併設するワインギャラリーでは、ワインのテイスティングもできますので(こちらは有料)、是非、お越しください。(講演会は終了しました)
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山梨県山梨市矢坪にある永昌院の総門(山梨市指定文化財)の保存修理工事が完成し、平成26年5月17日(土)落慶法要が行われました。この禅宗様四脚門の形態を持つ総門は、推定江戸後期の建立と考えられます。屋根は茅葺から鉄板葺きに改められていましたが、今回の修理工事では現状を維持し、桧皮葺き型の銅板葺き屋根となりました。 (続きを読む…)
近年、日本中で局所的な豪雨が観測されるようになりましたが、その影響か、古民家の妻壁(真壁)から雨が侵入するトラブルが発生するようになりました。真壁・大壁の違いはご存じの方もおられると思いますが、真壁では柱や梁や桁が化粧材として露出して外観に見えているのに比して、大壁では見えません。当然、大壁の方が雨の侵入を防ぐためには有利なわけですが、日本人の美意識としては、ただのっぺらとした飾り気のない大壁は物足りなく感じるところです。 (続きを読む…)
山幸彦を祭る甲斐奈神社は、山梨県笛吹市春日居町国府にあります。拝殿は明治40年の洪水により流失したものを、大正3年に再建したものでしたが、腐朽が進んだために、このたび改修工事が行われました。 (続きを読む…)
山梨県甲府市下曽根にある県立考古博物館。東日本最大級の前方後円墳「銚子塚古墳」(全長169m・4世紀後半)が園内にあることで有名です。その園内の一角にある竪穴住居の腐朽が進んだため、このたび大規模改修工事が行われました。 (続きを読む…)
山梨市にあるN邸、離れの修復工事が完了しました。ところで日本の伝統的な建物の美しさには、今更ながら感動です。特に、縁側に差した夕日は、昔ガラスにキラキラと光り輝いて、この日のN邸は、まるで明治時代にタイムスリップしたようでした。
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