2010年11月25日
高尾穂見神社の修理工事が完成

保存修理工事が完了した御本殿
平成22年11月22日、南アルプス市にある山梨県指定の文化財・高尾穂見神社本殿の保存修理工事が完成し、落慶式が行われました。このご本殿は寛文5年(1665)の建立で、桃山時代の様式が残る江戸初期の建物としてたいへん貴重なものであります。着工は8月、約3カ月の工程でした。 (続きを読む…)
保存修理工事が完了した御本殿
平成22年11月22日、南アルプス市にある山梨県指定の文化財・高尾穂見神社本殿の保存修理工事が完成し、落慶式が行われました。このご本殿は寛文5年(1665)の建立で、桃山時代の様式が残る江戸初期の建物としてたいへん貴重なものであります。着工は8月、約3カ月の工程でした。 (続きを読む…)
竣工正面
施主様には弊社の古材ストック場にあった長屋門のセットを何点かご覧いただき、今回の物件を選んでいただきました。現場に合わせて配置を決め、新材を加えて門扉を復元、11月15日にはたいへん重厚な門構えが完成しました。
来賓と多くの壇信徒が集まり落慶式が始まった
塩山向嶽寺の仏殿・開山堂の修復工事の落慶式並びに落慶法要が平成22年10月30日挙行されました。この仏殿は約200年前に弊社一族の甲州下山大工・石川源三郎によって建てられました。大正15年(約85年前)には火災によって上層部の茅葺屋根と小屋組みが焼けましたが、この修復工事にあたったのが弊社二代前の石川孝重社長で、このとき若干29歳の若さであったと伝わっております。
(続きを読む…)
2009年4月15日の神社新報、久能山東照宮の御鎮座四百年記念事業と竣工報告祭の記事が載りました。
文化財審議会は2010年10月15日、静岡市の久能山東照宮の本殿・石の間・拝殿を国宝に指定するよう文部科学省に答申しました。久能山東照宮は徳川家康の霊廟として各地にたてられた東照宮のうち最古の造営で1617年の建立。本殿と拝殿を石の間でつなぐ「権現造り」と呼ばれる建築様式が普及する契機となり、当時の高い建築・工芸技術を今日に伝えています。
(続きを読む…)
竣工 東南面外観 権現造りの社殿の様式をもつ
南アルプスの鳳凰山を拝する山岳信仰の場として造営された苗敷山穂見神社(奥宮)は、稲作の神としてかつては広く信仰を集めていました。現存する社殿は元文元年(1736年)に再建されたもので、本殿・渡殿・拝殿が一体となった権現造りで、数少ない山岳信仰の神社としてたいへん貴重なため、韮崎市指定の文化財に指定されています。
(続きを読む…)
保存修理工事が完了した宮光園主屋の正面外観
勝沼町にある「宮光園」の名は、明治のワイン醸造家「宮崎光太郎」に由来します。現在邸内に残る建造物群(甲州市指定文化財)や宮崎家に伝わった葡萄酒醸造風景の写真などの多くの資料は、日本における明治期のワイン生産を知る上でたいへん貴重な産業遺産です。このうち今回はその主屋が保存修理され、10月2日(土)仮に公開されました。
(続きを読む…)
竣工 正面外観 軒の深い切り妻屋根に突き上げ屋根を備えた大型の養蚕型二階建民家。意匠上二階の見せ貫を残すため、二階部分は外断熱とせず内断熱を行った。右端に玄関ポーチが見える。
北杜市白州町白須にある山田邸は、延べ面積が約90坪、明治期に造られた前沢地域特有の養蚕型民家です。曳き屋で建物を持ち上げ、基礎を打ち直し、建物全体に省エネ工事を施すなど、内外装ともに伝匠舎の技術を駆使した理想的な現地再生です。
(続きを読む…)
竣工、山の家風の外観
弊社が企画した3坪の農舎「美壺庵」がたいへん好評のうちに完成したのが昨年平成21年4月であります。それから約1年、約10坪の農舎が丹波山村のクラインガルテンに完成しました。弊社はその建設工事を担当、今後の農舎の展開がいよいよ楽しくなってきました。工期は約4カ月、建築の工事費は約1千万円でした。